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大阪港のサントリーミュージアムが美術館に生まれ変わる? [大阪市]

「サントリーミュージアム天保山」の閉館について誤った紹介をしておりました。

お詫びして、以下のとおり訂正させていただきます。

【誤】
2010年3月末で閉館

【正】
2010年12月末で休館(2010年末で休館)

今後、記事公開前に確認をしっかり行うよう徹底いたします。

申し訳ございませんでした。


サントリーホールディングスが大阪港近くに保有し、2010年12月末(2010年末)をもって休館することが決まっている「サントリーミュージアム天保山」(大阪市港区)が存続される方向で協議が進んでいると2010年6月29日付の朝日新聞が報じている。

■ 報道記事



記事によると、サントリーは当初、独自で存続してくれる企業を探していたが、思うような企業が見つからなかったそうだ。

そして、大阪市との間で今後の用地についての協議を開始。

協議の結果、最終的に大阪市は維持管理費がかかるものの、関西有数の企業が運営してきた重要な文化施設をなくせないと判断し、建物を引き継ぐ方向性を示し(土地は元から大阪市が保有)、美術館として活用していくことで両者間で大筋合意したという。

美術館の運営は大阪市の第三セクター「大阪ウォーターフロント開発」が経営を担う方向で調整しているそうだ。

「大阪ウォーターフロント開発」は、大阪港にある水族館「海遊館」を運営している。

建物は、サントリーホールディングスから無償で譲渡されるため、大阪市への負担はないが、譲渡後は建物の維持費が必要となる。

跡地利用が無く、廃墟と化すのは誰も望まないこと。

具体化するのは非常に良いことだと思うが、そもそも「サントリーミュージアム天保山」が休館する事態になったのは来客数の減少である。

年間入場者数は、開業当初150万人を見込んでいたが、2008年度は65万人で、近年は年間数億円の赤字が続いていたそうだ。

民間企業が運営してもこの状況だったわけだから、この場所で何かをするというのはかなり苦戦を強いられることになりそう。

大阪市の過去の施設運営を見ると、「フェスティバルゲート」(大阪市浪速区)や「大阪市立ゆとり健康創造館ラスパOSAKA」(大阪市東住吉区)(2011年3月末閉鎖予定)の施設営業存続が困難となり、閉鎖に追い込まれるなど、明るい話題があまりないように思う。

大阪市が中之島地区に計画している近代美術館構想と関連があるかなど、どのような美術館になるのかはまだ明らかではないが、多方向からの様々な声が反映されて作戦が練られ、事業が具体化していくことを希望する。


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